発音トレーナーからみた石原さとみさんの英語は?

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皆様、こんにちは!発音トレーナーの阿久澤淳子です。

発音トレーナーをやっていて、
よく聞かれるのがこういう質問。

「〇〇さんの英語って上手いですか?」

 

〇〇の中には、芸能人であったり、
政治家であったり、経済人であったり、
要するにテレビに出てくるような人が入ります。

 

最近、よく聞かれるのが、
石原さとみさん。

 

CMやドラマ、映画で英語を話しているのを
見るからだと思いますが。

 

そこで、そのことについて
私の考えを述べると
「なるほど~」と納得してもらえることが多いのです。

 

石原さとみさんの英語ってどうなの?

今日は、それについて書いてみます。

英語が上手いか、どうかの前に

まず、断っておきたいのは

誰かの英語を「上手い、下手だ」などと

感想を持ってしまいがちなのですが、
(私も時々そう見てしまう…)

そういう判断をするのは、
ナンセンスです。

 

英語は「上手い、下手」ではないのです。

 

そんなことよりも先に来るべきは

「話せるか」

「聞き取れるか」

「通じているか」。

(書ける、読めるはちょっと置いときます。)

 

「普通の人」にとって
英語はあくまでコミュニケーションのツール
に過ぎないので

「話せて、聞き取れて、通じて」
いれば

何の問題もありません。

 

その意味で、

石原さとみさんは
何の問題もなく、英語を使えているのでは
と思います。

 

それは、このインタビュー動画を見たから。↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?time_continue=62&v=AR3rr40L51k

 

話せて、聞き取れて、通じています。

たとえ、あらかじめインタビューの内容が知らされていたとしても、
十分コミュニケーションのツールとして使えています。

ですから、
「石原さとみさん自身の英語」について
批判するのは不当だと思うのです。

 

では、なぜ人々は私にわざわざ
「石原さとみって、英語ってどうなの?」
と聞くのか?

 

それは、彼女自身の英語のせいではなく

彼女の演じる役柄のせいだと思うのです。

石原さとみさんの演じる役の設定への違和感

月9の石原さん

私が石原さんの英語について
初めて「あちゃーっ」と思ったのは、
2年前の月9ドラマを見た時でした。

 

石原さんは英会話スクールの先生役でした。

先生役もきちんと演じられていたし、
英会話スクールの普通の先生としては
リアルだなあと思ったほどです。

(かつて私も英会話スクールでの仕事の経験があります。
英語の話し方も雰囲気もあんな感じの先生いらっしゃいましたよ。)

 

では、なぜ「あちゃーっ」?

 

それは、

生徒役が山ピーと古川雄輝だったからです。

 

3人が英語で会話する場面がこちらです。↓↓↓

https://www.youtube.com/watch?v=fmrfISAmIm4

 

どう聞いても、生徒役の英語の方がナチュラルです。

 

それもそのはず、
山ピーは自分で英語の番組をもっていたくらいですし、

古川さんに至っては、帰国子女で英語はほぼネイティヴです。

このドラマではそれを出さないようにしてますが、
少し早めのスピードになると、流暢さは隠せない。

 

彼らと比較してしまうと、

石原さんの抑揚はところどころ不自然で、
母音が変なところがあり、
リズムがブツ切れになるところが目立ちます。

明らかに石原さんよりも英語を流暢に話す2人が生徒で、
石原さんが「彼らに英会話を教える」先生役って、
設定がおかしいでしょ?

 

そういうこと、ドラマのプロデューサーは考えなかったのかな。

↓↓↓は古川さんが英語のインタビューを受けている動画。

https://www.youtube.com/watch?v=UQxXQBs7UTA

シンゴジラの石原さん

そして、
次に「こりゃ、あかん」と思ったのが、

シンゴジラ。

石原さんの役は
アメリカで生まれ育った、日系三世。
アメリカの大統領の特使役です。

 

父親は上院議員。
本人も40代で大統領になる野望あり。

…………

「違うだろ~~~っ。」

 

石原さんの話す英語は、
とてもそんな役柄の人には聞こえなかった。

 

なぜかというと、
発音でつっこみたいところは色々あるけれど、

ただ一つだけ言います。

 

発声が日本語。

首から上だけで発声る。

 

いいとか、悪いとかではなく、
発声が日本語発声なので、
↑の役柄の英語にはとてもきこえないのです。

 

↑の生まれた時から英語を話している人は
もっともっとからだを使った英語発声なのです。
こんな感じで。↓↓

https://www.youtube.com/watch?v=pc9eLH1FR3A

 

そう、
石原さんの英語が話題にのぼるのは、

彼女の役柄としての英語が
激しい違和感を感じさせるからなのです。

 

役の設定のせいなの。
なんか違う、リアルじゃない……と思わせてしまうからなのです。

 

この設定だったら、まずは英語発声のトレーニングしてあげてよ~、イオンさん!

 

私に任せていただければ、徹底的な英語発声からやりますよ~(って、強気!)

 

もしも彼女の役が、

日本で一生懸命英語も勉強して、
留学して、速くしゃべる努力もして、
アメリカ政府のお仕事にもつけて、
日本に凱旋帰国しました!

っていう設定だったら、違和感は感じなかったでしょう。

 

この設定だったら、
あんなにたたかれないのに。

石原さんが気の毒に思えました。

 

トムクルーズに日本生まれ、日本育ちで
日本首相の命を受けて日本語でお仕事してる設定の役ってありえないでしょ?

どんなに練習しても、外国人の話す日本語になりますよね?

 

こちらはシンゴジラ劇場予告版。短いけれど。

https://www.youtube.com/watch?v=5FbnNI9JrDw&t=14s

 

英語の上手い、下手ではなく、
その役柄にリアルかどうか、の観点でみたら
面白いかも。

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阿久澤 淳子
英語の発音トレーナー。「何年も英語を勉強してきたのに英語が聞き取れない、通じない」と悩む人をサポートする「英語の発音スクール イングリッシュ・ジョイ」を主宰。 日本で唯一、一人一人に合わせた徹底的なカスタマイズドカリキュラムを提供し、開校わずか1年半で200人の留学、海外赴任、学会、プレゼン準備で駆け込む人の発音を激変させ、リスニング力を向上させてきた。 英語という手段を手に入れて世界に羽ばたく人を応援したいという思いで真摯に一人一人の生徒に向き合っている。鹿児島県出身。宮部みゆきと歌と海外ドラマが大好き。