これを知らないから英語が聞き取れない!日本人が一番苦手な弱化とは?

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こんにちは!英語の発音トレーナー阿久澤淳子です。

今日も英語を「発音マスター」を目指して
学んでいきましょう!

前回は「何年も勉強してきたのに、なぜ、簡単な英語すら聞き取れないのでしょうか?」

について、お伝えしました。

そして

ネイティヴは私たち日本人が学校で教わった通りに
など発音していない!

ともお伝えしましたが、

私が発音を学んで一番驚いたのがこの部分ですし、
スクールの生徒さんが口をそろえて

「こんな風に発音するのだったとは!知らなかった」
とおっしゃるのがこのパートです。

一体どういうことなのでしょうか?

ネイティヴは私たち日本人が学校で教わった通りになど発音していない!

英語は文章の中で、通常のスピードで話す時は、

音がつながったり、

消えたり、

違う音になったりして

発音される、

という音声変化のルールについては昨日少しだけ触れました。

その発音上の音声変化のルールの主なものは次の6つです。

連結、同化、短縮、脱落、変形、弱化

この中で、英語の聞き取りにも一番影響があり、
そして、日本人のほとんどが学んでいないものが

「弱化」のルールです。

日本人が一番知らない、苦手な「弱化」

you は ユー とは発音しない??

英語の文章は「内容語」「機能語」という
2種類の単語が組み合わさって出来ています。

「内容語」とは文章中の重要な情報をともなった単語
・・・名詞、動詞、副詞、形容詞、疑問詞など。

「機能語」とは文法上の意味をつたえる単語
・・・代名詞、助動詞、冠詞、接続詞、前置詞、関係詞など

ちょっと難しくなってきましたね。

では具体的に説明しますね。

例えば
What do you want?

この中で機能語は do と you なのですが。

実は、「機能語」には2通りの発音があるのです!

 

試しに 代名詞の you を辞書でひいてみて下さい。

「弱」とか「強」って発音のところに書いてありますよね。

これが「弱形」[ju][jə] と「強形」[ju:]のことなんですが

私たちが学校で教わった発音は「強形」のみで、

強形[ju:](つまり[ユウ])しか知らない場合がほとんど。

でも、実際の会話(ナチュラルスピード)では
youは「弱形」で発音される方が多いのです!!

強形で発音されるのは、you の意味を強調する場合のみ。
(ゆっくり話す時も、強形になりやすい)

ちなみに辞書でも弱形の方が先に書いてあります。
弱形で発音する方が多い証拠です!

you は「ユー」と発音しないことが多い。
つまり私たちは「実際の発音」をずーっと知らなかったのです。

そんな風な別の(ホントの)発音があるなんて予期してないから、
リスニングで「聴き取れなかった!」と混乱してしまうのです。

そして、弱形は弱く発音されるというより、
短く】発音される。

先ほどの
What do you want?

「弱化」の視点がないと、単語を全部同じリズム(長さ)で
発音してしまいがち。

WHAT DO YOU WANT? (ホワット・ドゥー・ユー・ワントゥ)

リズムでいうと、こんな感じ。
ダーダーダーダー

こんな風に自分で発音していると、当然こんな風に聞こえてくると
待ちかまえているわけですよね。

でも、予測に反して
ホントに聞こえてくるのは(発音されるのは)違うリズムではないですか?

ホントに聞こえてくる音を「弱化」の知識で解決してみる

ホントに聞こえてくる音を「弱化」の知識で解決してみましょう。

機能語(do,you)は弱形発音で、短くあいまいに

内容語(what, want)はアクセントをつけて(長く伸ばし気味に、はっきりと)
発音すると

WHAT do you WANT? (ホワッ・ドゥ・ユ・ワン)

リズムはこんな感じ。
ダーダダダー

これをスクールで生徒さんにやっていただくと、

「あ、ほんとだ!こんな風にネイティヴは言ってる!」と
たいていおっしゃいます。

これは「弱化」という発音ルールを学べば、誰でも出来るようになりますし、
このルールを練習してから、リスニングをすると、
「あ、確かに、聞き取れる!」と実感します。

この弱化のルールに則って発音するだけでも、
英語のリズムがつかめます。

このリズムを知らずして、リスニングの上達などない!と
言ってもいいくらいです。

中学でまずこれだけでも教えて欲しい!!

リスニング、楽になるから。と私は切実に思ってます。

英語は文章の中で、音は消えたり、つながったり、違う音に変化したりして発音されます。

「聞き取れなかったのではなくて、そもそもこの音は発音されてなかったんだ!」

「これじゃあ、聞き取れないのは当たり前だった」と妙に納得されるわけです。

この英語の音声変化が英語のリズムや抑揚にも大きく関わり、
結果的に聞き取る上で重要な要素になります。

このような発音のコツをメールでレッスンしています。

 

阿久澤 淳子
英語の発音トレーナー。「何年も英語を勉強してきたのに英語が聞き取れない、通じない」と悩む人をサポートする「英語の発音スクール イングリッシュ・ジョイ」を主宰。 日本で唯一、一人一人に合わせた徹底的なカスタマイズドカリキュラムを提供し、開校わずか1年半で200人の留学、海外赴任、学会、プレゼン準備で駆け込む人の発音を激変させ、リスニング力を向上させてきた。 英語という手段を手に入れて世界に羽ばたく人を応援したいという思いで真摯に一人一人の生徒に向き合っている。鹿児島県出身。宮部みゆきと歌と海外ドラマが大好き。